帰宅

日記

出張先から帰宅して2日が経とうとしていた。1ヶ月休みがないまま黙々と仕事をしていた私にとってはやっと少しだけゆっくり出来る時間だった。

彼女も会いたかったようだ。早く会いたいというようなメールの内容が入ってくる。メールの表現としても恥ずかしいのか会いたいという直接的な文章ではなく、いつ帰ってくるのかとか少し遠回しのようなメールの文章だった。

私は会える事をとても楽しみにしていたのだが、同時に別の気持ちや考えが浮かんでいた。疲れているから何も出来ないだろうし、上手く話せるかさえ不安だった。

4日間の出張も相変わらず社長との闘いだった。罵倒を浴びせられながらも必死に対抗していたせいか疲れはピークに達していた。

彼女の顔を見るとホッとした。帰って来たんだと実感が湧いてくる。私の居場所はやはりここなのかもしれない。

彼女は大変な私の身体を気遣って美味しい手料理を持って来てくれた。口で何回言っても信じてくれてはいないと思うが、本当に美味しい。外食と比べてはいけないと思うが、やはり作ってくれる料理は愛情もあり、どの料理よりも1番であると私は思う。おにぎりを作ってくれた時さえそう感じるのだ。

彼女と沢山話が出来た。仕事をしなければいけなかったみたいで、携帯を必死に見ていた。仕方がないと思ってはいるが、少し寂しい気持ちになった。顔を見て話をするというのは大切だと改めて感じる事だった。

彼女と一緒に寝ると私はオーラをもらっている。ぐっすり寝れて何故か朝はシャキッと目が覚める。オーラなんか本当に信じないのだが、こればっかりは信じないとバチが当たりそうで怖い。私の疲れは彼女によって、浄化されていると感じている。

「おはよう。」

彼女の寝ぼけた顔を見て私は思わず笑ってしまった。とても愛くるしい姿だった。今日も1日頑張れそうだと思えた。

何よりも大切な空間はすぐそこにある。しかし、世の人間は趣味や物欲に走ってしまうのが現状である。人と人との繋がりは本当に大切にしなければいけない。人間も殻を被っている生き物だ。脱皮をする事が出来る人間は本当に限られていると思うが、殻の中を見る事は出来るものだと私は思う。最後に大切なものはすぐ近くに私はいると信じている。それは巡り合いによって、生まれるものだと私は思う。表向きの状況は私には必要ない。大切なのは心の底から信じ合える関係こそが1番大切な宝なのではないかと思う。

見栄えという言葉から抜け出せた人間こそが、生きていく上で最高の幸せを掴むのではないかと私は信じている。私は今も幸せではあるが、きっと幸せの坂を登ったり降ったり落っこちたり這い上がったりするのだろう。しかし彼女と歩いていると必ず1歩ずつ登っていると実感できる。

彼女を大切にしたい。私の今の夢と目標である。


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