未来

小説

少しずつ朝と夜は肌寒くなってきた。だが、日中は日差しも強くまさに残暑という感じだ。

私は今日から奈良に行かなければいけない。仕事で奈良へ出張なのだ。

彼女と離れる事が最近は凄く寂しく感じる。

1日だけの事だとしても、夜もあまり眠れなく頭が痛くなったりもする。

周りからするとそんな事と思うかもしれないが、私にとっては凄く重要な事なのである。

昨日は気分を紛らわそうと焼酎を買って飲んだ。コンビニエンスストアで打っている小さな焼酎を水割りで飲んだ。だが眠れなかった。

酒を飲んだせいか、朝の目覚めは最悪だった。頭がクラクラしてズキズキしている。酒を飲まなくなって、弱くなったのはここ最近の話だ。

(彼女の隣で寝たい。)

毎日のようにそう思うのだが、現実は甘くはない。

私自身の性格が甘いのだろうか。私がしっかりとしないといけないのだろうか。

そういう葛藤にやられながら、今日も彼女と電話をした。

彼女の声を聞くと、ほっとする。心が穏やかになっていく。

今日は友達と遊びに行くとの事。朝から元気な声が聞けた。

「行ってくるね〜!」

高くて綺麗な声が途切れた最後の言葉だった。

私は溜め息をつく・・・。ここから頑張らないと・・・。

いつも賛同してくれる人は仕事場の人も含めて、彼女と家族だけのような気がする。

周りは敵とまでは思っていないが、知らないふりをして日々を乗り切っている。

私はそのような事はできない。

日曜日が出張から帰ってくる日である。

彼女と会った時に笑って会えるように、なんとか気持ちを落とさずに頑張ろうと思う。

多くの人に認めてもらいたい訳じゃない・・・

自分自身のブランドを高めたい訳でもない・・・

1人の女性と幸せになれるようにと願いを込めて、日々を戦っている。

もうすぐ私の戦いは始まる。

身内か外からかは分からないが、どんな形になっても帰ってきて笑えるように取り組んでいきたい。

彼女もきっと同じ気持ちで居てくれているだろう。

暑さと戦いながら、早くも9月の半ばに差し掛かろうとしていた・・・。


人気ブログランキング

コメント

タイトルとURLをコピーしました