アイスクリーム

小説

「楽しかったね!今日も!次はいつ会えるかな〜・・・」

毎週の2人の終わりを告げるこの言葉はいつも心が痛む。今日も楽しい時間は終わったのか。

私はいつもこの言葉が頭に残って離れない。

まるで大切な時間を食べて行ってるようだ。1日の最初の出会いは目がキラキラしている。

私の大好物に出会えたような気分でいるからだ。

少しずつ味わいながら、頭・舌・目などの感覚でゆっくりと確かめる。

朝・昼・夕と時間が過ぎていく度に、原型が無くなり自分の気持ちが満たされていくのがわかる。

なのに・・・何故か切ない。虚しい想いになる。

思い返せば、その気持ちになったのは小学生の頃だったと思う。

親から買ってもらったアイスクリームは本当に楽しみにしていた自分へのご褒美なのだ。

少しずつ味わって食べていくから気持ちも心も満たされる。なのに何か悲しい。

早く次のアイスを食べたい。こういう気持ちにさせてくる。

(アイスクリームと同じなのか・・・?)

1人で帰る時にふと思った。彼女には失礼だと私は反省した。

だが彼女がではなく、彼女といる時間はアイスクリームみたいなものだと実感した。

凄く大切な時間で、1つ1つを自分で確かめながら時間が経つにつれて満たされていく。彼女自身は原型がなくなるわけではないが、会える時間は無くなっていく。それに虚しさを感じていた。

なくなる日は来るのだろうか・・・。きっと来るに違いない。

そう思いながら今日、アイスクリームを買った。

彼女はいつも笑顔で私を心配してくれる。その気持ちに少しでも応えられるように頑張りたい。最近は落ち込んだ私のせいでマイナスなオーラをもらっていると言っていた。

私は自分が落ち込んでも1人で抱え込もうと思う。話をしてお互いに理解していると思っている自分がいた。でも、それは私の思い込みであって彼女からしたら負担になっていたのだろう。

彼女が傷ついたり苦しんだりしている姿を私は見れないでいた。

私のせいでそうならないように少しでも自分の中で消化しようと思う。

本当にアイスクリームになってしまわないように・・・。

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