小説

声とは心を司るものである。だから声色という言葉があるのだ。

人は誰しも感情を表現する。それを行動で表すものもいれば、全く感情が見えないものもいる。

見え隠れする人は心を読みやすい。声のトーン、言葉のスピード、全てから読み取る事が出来るからだ。

声のトーンやスピードに変化がない人は心が読めない。隠しているのか、それともそれがありのままの状態であるのか。判断が非常に難しいのである。

私が彼女と出会って今も幸せでいれるのは声も大切な1つの要素だと言える。

「おはよう。」

この一言で今日の朝の状態や機嫌が良く分かる。彼女の声は透き通るような声で、濁った感じが全くしない。純粋な声をしているから、良く感情が分かるのだ。分かるという表現よりは、体の中に入ってくるという表現の方が正しいのかなと私は思う。

朝から健康で元気が良い時は、おはようのトーンが凄く高い。その時は同調してしまうからなのか、私の感情も凄く柔らかくなり、嬉しい気持ちになる。

悲しい時には声のトーンが一段と低くなる。その時には何かあったんだとすぐに感じとる事ができる。

怒っている時にはおはようという言葉が出てこないだろう。それほど、感情が表に出ているという証拠なのだ。

声と感情は一体化している。だからこそ相手の空気を読み取る事が出来るし、相手の性格も感じ取る事が出来る。私は彼女が感情豊かな人で本当に良かったと改めて思った。

声を出すという事は性格の判断にも繋がる。例えば、自ら良く話掛ける声の大きな人はメンタルが弱い人だろう。心が寂しいと言っているようなものだ。そういう人に、「メンタル弱いだろ〜!」と言ったとしても、必ず違うと否定されてしまう。だが、心は小さく寂しがり屋なのだ。

逆に黙って様子を見ている人は心の強さを表しているように思う。色んな人の様子を伺い、自分はどの立ち位置に居ればいいのかというのを見分けているように思う。そしてタイミング良く発言をし、まとめる状態に入る人は心が強いのであろう。

このように声1つで大きな状況を全て読み取る事が出来るのだ。

私は今日までは自分の事を第一に考えて生活をしてきた。だが、人の事を考えて人に迷惑をかけないようにと思う気持ちがこの能力を与えてくれたように思う。コツとかはないが、少しでも相手の立場に立てばその状態が見えてくるのではないかと思う。

彼女とは仲良く出来ると私は感じている。それは言葉の同調により、感情や仕草も似ていているからだ。相手の悪い所を見つけるわけではなく、良いところを沢山見つけたい。私が人として1歩ずつ成長出来るように・・・。

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